CQ出版 インターフェース 連載完結

機能安全連載 完結

おかげさまで、CQ出版 インターフェースでの機能安全連載が完結いたしました。ご購読いただいた皆様、ありがとうございました。2年にまたがる連載のため、インターフェース記事CDが2015年と2016年にまたがりますが、ぜひ通読をしてみてください。出版リクエストも編集部まで。(笑)

2015年8月号 #1回 「機能安全」と「本質安全」
2015年9月号 #2回 「リスク」「安全」用語の定義
2015年10月号#3回 「リスクマネージメント」
2015年11月号#4回 「構想設計」
2015年12月号#5回 「FMEA」
2016年1月号 #6回 「購入部品のリスク評価」
2016年2月号 連載お休み
2016年3月号 連載お休み
2016年4月号 #7回 「システムの安全性を診断する方法」①
2016年5月号 #8回「システムの安全性を診断する方法」②
2016年6月号 #9回「システムの安全性を高める多重化多様化」
2016年7月号 連載お休み
2016年8月号 #10回「機能安全は構想設計が大切」
2016年9月号 #11回「機能安全のソフトウェア開発」
2016年10月号#12回「プロセスとトレーサビリティ」

 架空の恒星間宇宙船を例にもちいて機能安全を気楽に知ってもらおうというのがコンセプトです。
この連載では機能安全IEC-61508の設計開発プロセスに沿って解説を進めます。

CQ出版 インターフェース 

一部の電気製品事業の撤退や買収がみられる日本企業を指して、電気電子技術は日本の技術者が深める分野ではない、海外から購入すればいいとの論調もあるようです。それは大きな誤解であり、大きな間違いです。自動車の自動運転やドローン、ロボットなど、まさに日本のモノづくりの幅の広さ奥深さが生きる製品や事業が広がってきています。そのいずれにも組み込みコンピュータの電気電子技術が不可欠です。「品質世界一の日本」が、「安全性世界一の日本」でもあるために、組込みコンピュータの安全完全性技術の深化は欠かせません。機能安全規格が示唆するのは、そのような信頼性は低減すべきリスクに基づき精密に設計されるべきものだということです。決して買ってきて組み立てるだけでは達成できないものです。この12回の連載を通じ、本誌読者の皆様、組込みコンピュータエンジニアの皆様が担う役割の大きさを、改めてお伝えできたならば幸甚です。これからも組込みシステム、制御システムの信頼性・完全性の向上を共に取り組んでゆきましょう。