※告知が遅くなってすみません。本セミナーはすでに終了しました。
某社レンタルサーバの突然のサービス停止・サイト移管などあり、アップデートできませんでした。講演内容は近日アナログ・デバイセズ様サイトでビデオ公開される予定です。ご興味のあるかたは是非ご覧ください。
アナログ・デバイセズ様主催 アナログ技術セミナー2016にて今年も機能安全についての解説をします。今年は、電化製品の機能安全(IEC-60335)がテーマです。
この規格は、商用電化製品(家電製品や、業務用冷凍ケースなどの電化製品)が対象の製品安全規格です。第1章から第32章までほぼすべて感電や火災を防止するために守るべき設計基準や試験要項が書かれています。その中に、「システムで保護機構を構成している場合に必要な要件」が追加されました。機能安全という直接的な用語は出てきませんし、表現が「保護システムのソフトウェア要件」となっており、なにやらソフトウェア技術者だけがケアすべき規格のように思えますが、中身は機能安全IEC-61508 Part2に書かれているハードウェアのランダム故障に対する対策がずらりと並んでいます。さらにAnnex(附属書)Rにあるのですが、「Normative」です。つまり必ず準拠しなければならない条項です。IEC-60335はCEマーキングに必要な規格ですので、すでに取り組まれている企業の方も多いと思います。セミナーでは、規格の背景から規格の構成、システムのカテゴリ分類などをわかりやすく説明します。